【plugin】『LH Copy Media File』(versions 1.08 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: LH Copy Media File
  • 影響バージョン: 1.08 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-9220
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/lh-copy-media-file/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「LH Copy Media File」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定のバージョン(1.08 以下)に存在します。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることができます。

具体的には、攻撃者が特定のURLをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザにスクリプトが反映され、情報の盗難やセッションの乗っ取りが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力検証の不備から発生します。

Reflected Cross-Site Scriptingは、ユーザーが入力したデータが適切にエスケープされずにそのまま出力される場合に発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebアプリケーションで繰り返し発見されており、その影響範囲は広範です。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームにおいては、影響が大きくなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることが推奨されます。

しかし、現時点では修正済バージョンの情報が不明です。

そのため、ユーザーはプラグインの使用を一時的に停止するか、他の代替プラグインを検討することが必要です。

対策を行わない場合、攻撃者による情報漏洩やセッションハイジャックのリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが入力したデータが適切にエスケープされずにそのまま出力されることで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • CVE ID: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取ることで、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。

情報元

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