【plugin】『Geo Mashup』(versions 1.13.13 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via geo_mashup_visible_posts_list Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Geo Mashup
  • 影響バージョン: 1.13.13 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via geo_mashup_visible_posts_list Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-8990
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/geo-mashup/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Geo Mashup」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコード「geo_mashup_visible_posts_list」を利用することで、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行されるため、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となります。

結果として、攻撃者はユーザーのセッション情報を盗み取ったり、サイトの表示内容を改ざんしたりすることができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Geo Mashupプラグインの特定のショートコード処理において、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

クロスサイトスクリプティング(XSS)は、ウェブアプリケーションにおいて非常に一般的な脆弱性であり、特にユーザー生成コンテンツを扱うサイトでは注意が必要です。

過去にも多くのプラグインやテーマで同様の脆弱性が発見されており、開発者は常に最新のセキュリティ対策を講じる必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Geo Mashupプラグインをバージョン1.13.14以上にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトがクロスサイトスクリプティング攻撃にさらされるリスクが高まります。

特に、複数のユーザーがコンテンツを投稿するサイトでは、攻撃の影響が広範囲に及ぶ可能性があります。

したがって、早急にアップデートを行い、サイトのセキュリティを確保することが重要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコード。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • セッション情報: ユーザーがウェブサイトにログインしている状態を維持するための情報。

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