【plugin】『Slider Revolution』(versions 6.7.18 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Slider Revolution
  • 影響バージョン: 6.7.18 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-8107
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Slider Revolution」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)がSVGファイルをアップロードする際に、悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

具体的には、攻撃者が特定のSVGファイルをアップロードし、そのファイルが表示されるページを他のユーザーが訪れることで、攻撃者の意図したスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性により、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、不正な操作が行われたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティチェックが不十分であったことに起因します。

SVGファイルはXMLベースのベクター画像形式であり、スクリプトを埋め込むことが可能です。

そのため、適切なバリデーションが行われない場合、悪意のあるスクリプトが含まれる可能性があります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Slider Revolutionプラグインをバージョン6.7.19にアップデートする必要があります。

アップデートを行うことで、SVGファイルのアップロード時に適切なセキュリティチェックが行われるようになります。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが残り、ユーザーのセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XMLベースのベクター画像形式。
  • バリデーション: データが正しいかどうかを確認するプロセス。
  • セッション情報: ユーザーがウェブサイトにログインしている間に保持される情報。

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