【plugin】『GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform』(versions 3.16.1 以下) Unauthenticated PHP Object Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform
  • 影響バージョン: 3.16.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated PHP Object Injection
  • CVE ID: CVE-2024-8353
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/give/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」における重大な脆弱性です。

この脆弱性は、未認証のPHPオブジェクトインジェクション(Unauthenticated PHP Object Injection)に分類され、攻撃者が特定の入力を通じて任意のPHPオブジェクトを注入することが可能です。

これにより、攻撃者はサーバー上で任意のコードを実行したり、データベースに不正な操作を行ったりすることができます。

影響範囲は非常に広く、特にバージョン3.16.1以下のユーザーは直ちに対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、PHPのオブジェクトインジェクションに関連するもので、過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやシステムで発見されています。

PHPオブジェクトインジェクションは、特定の入力が適切にサニタイズされていない場合に発生しやすく、攻撃者がシリアライズされたオブジェクトを注入することで、任意のコードを実行することが可能になります。

このような脆弱性は、特に大規模なウェブサイトや重要なデータを扱うサイトにとって重大なリスクとなります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョン(3.16.2)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に軽減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざん、さらにはサーバーの乗っ取りなどのリスクが高まります。

したがって、早急にアップデートを行うことが強く推奨されます。

専門用語の解説

  • PHPオブジェクトインジェクション: PHPのオブジェクトを不正に操作することで、任意のコードを実行する攻撃手法。
  • シリアライズ: データ構造やオブジェクトを連続したバイト列に変換すること。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • 任意のコード実行: 攻撃者がサーバー上で自由にプログラムを実行できる状態。
  • アップデート: ソフトウェアを最新のバージョンに更新すること。

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