【plugin】『WP-WebAuthn』(versions 1.3.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via wwa_login_form Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP-WebAuthn
  • 影響バージョン: 1.3.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via wwa_login_form Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-9023
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-webauthn/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP-WebAuthn」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコード「wwa_login_form」を利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行されるため、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となります。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、被害者のブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WebAuthn認証を提供するプラグイン「WP-WebAuthn」において、ユーザー入力の検証が不十分であったことに起因します。

特に、ショートコード「wwa_login_form」の処理において、ユーザーが入力したデータが適切にサニタイズされずに保存されるため、XSS攻撃が可能となりました。

このような脆弱性は、Webアプリケーションにおいて一般的な問題であり、過去にも多くの事例が報告されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が提供する最新の修正バージョンにアップデートすることが推奨されます。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認することが重要です。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが著しく低下する可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコード。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。

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