【plugin】『Simple Popup Plugin』(versions 4.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Simple Popup Plugin
  • 影響バージョン: 4.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8547
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simple-popup-plugin/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Simple Popup Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるJavaScriptコードを挿入し、それが他のユーザーによって表示される際に実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーが入力するデータが適切にサニタイズされていない場合に発生します。

WordPressのプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中でも「Simple Popup Plugin」はポップアップ機能を提供するために広く使われています。

このため、脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を与える可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが最も効果的です。

また、ユーザー自身も入力データのサニタイズを徹底することが重要です。

修正を行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんが発生するリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
    これにより、悪意のあるコードの実行を防ぎます。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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