【plugin】『OSM – OpenStreetMap』(versions 6.1.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via osm_map and osm_map_v3 Shortcodesの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: OSM – OpenStreetMap
  • 影響バージョン: 6.1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via osm_map and osm_map_v3 Shortcodes
  • CVE ID: CVE-2024-8991
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/osm/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「OSM – OpenStreetMap」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコード(osm_mapおよびosm_map_v3)を利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、被害者のブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行う可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのショートコード処理における入力検証の不備が原因で発生しました。

歴史的に見ても、クロスサイトスクリプティング(XSS)はWebアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つであり、多くの被害事例が報告されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトが影響を受けるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインをバージョン6.1.1にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、ショートコードの入力検証が強化され、悪意のあるスクリプトの保存が防止されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが残り、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコード。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。

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