【plugin】『GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform』(versions 3.16.1 以下) Authenticated (GiveWP Manager+) SQL Injection via order Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform
  • 影響バージョン: 3.16.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (GiveWP Manager+) SQL Injection via order Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-9130
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/give/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」に発見された脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン3.16.1以下に存在し、GiveWP Manager+の認証を持つユーザーが、orderパラメータを通じてSQLインジェクション攻撃を行うことができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のSQLクエリを注入することで、データベース内の情報を不正に取得、変更、または削除する可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、サイトのデータが漏洩したり、改ざんされたりするリスクが高まります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションという古典的な攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションが、ユーザーからの入力を適切に検証せずにSQLクエリに組み込むことで発生します。

歴史的には、多くのウェブアプリケーションがこの種の脆弱性に悩まされてきました。

特に、寄付や資金調達を行うプラグインにおいては、データの信頼性とセキュリティが非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョンである3.16.2にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、SQLインジェクションのリスクを回避できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースへの不正アクセスやデータの改ざん、漏洩のリスクが高まります。

特に、寄付金や個人情報を扱うサイトでは、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを注入する攻撃手法。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する一意の識別子。
  • GiveWP Manager+: GiveWPプラグインにおける特定の管理者権限を持つユーザー。

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