【plugin】『Jupiter X Core』(versions 4.7.5 以下) Limited Unauthenticated Authentication Bypass to Account Takeoverの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Jupiter X Core
  • 影響バージョン: 4.7.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Limited Unauthenticated Authentication Bypass to Account Takeover
  • CVE ID: CVE-2024-7781
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/jupiterx-core/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Jupiter X Core」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Limited Unauthenticated Authentication Bypass to Account Takeoverと呼ばれるもので、認証されていない攻撃者が特定の条件下で認証を回避し、アカウントを乗っ取る可能性があります。

具体的には、攻撃者は特定のリクエストを送信することで、管理者権限を持つアカウントにアクセスできるようになります。

この脆弱性が悪用されると、サイト全体の管理権限を奪われ、データの改ざんや削除、さらにはマルウェアのインストールなどが行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、認証プロセスにおける不適切な入力検証が原因で発生しました。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、認証バイパスは非常に重大なセキュリティリスクとされています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトが影響を受けるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Jupiter X Coreプラグインをバージョン4.7.8にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

特に、管理者権限を持つアカウントが乗っ取られると、サイト全体のセキュリティが脅かされるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • 認証バイパス: 認証プロセスを回避して、不正にシステムにアクセスする手法です。
  • アカウント乗っ取り: 不正に他人のアカウントにアクセスし、そのアカウントを制御する行為です。

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