【plugin】『king_IE』(versions 1.0 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: king_IE
  • 影響バージョン: 1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9125
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/king-ie/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「king_IE」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Author以上の権限を持つユーザー)がSVGファイルをアップロードする際に、悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

具体的には、SVGファイルに悪意のあるJavaScriptコードを含めることで、他のユーザーがそのファイルを閲覧した際にスクリプトが実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

この攻撃により、被害者のブラウザ上で任意の操作が行われる可能性があり、セッションハイジャックやフィッシング詐欺などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティ対策が不十分であったことに起因します。

SVGファイルはXMLベースのベクター画像フォーマットであり、テキスト形式であるため、容易にスクリプトを埋め込むことができます。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、SVGファイルの取り扱いには特に注意が必要です。

この脆弱性が重要である理由は、認証されたユーザーが簡単に攻撃を実行できる点にあります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンを適用することです。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的に確認し、最新のアップデートを適用することが推奨されます。

修正を行わない場合、クロスサイトスクリプティング攻撃によるセッションハイジャックやフィッシング詐欺などのリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正な操作を行う攻撃手法。
  • フィッシング詐欺: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺手法。
  • SVGファイル: Scalable Vector Graphicsの略で、XMLベースのベクター画像フォーマット。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る