【plugin】『ProfileGrid – User Profiles, Groups and Communities』(versions 5.9.3.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ProfileGrid – User Profiles, Groups and Communities
  • 影響バージョン: 5.9.3.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8861
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/profilegrid-user-profiles-groups-and-communities/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ProfileGrid – User Profiles, Groups and Communities」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が成立します。

この攻撃により、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、クッキーの盗難やフィッシング詐欺などの悪意ある行為を行うことが可能です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力検証の不備から発生しています。

特に、ユーザーが入力するデータを適切にサニタイズ(無害化)しない場合、悪意のあるスクリプトがそのまま保存され、他のユーザーに影響を与える可能性があります。

過去にも同様のXSS脆弱性が多くのWebアプリケーションで発見されており、その影響の大きさから重要視されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインを最新バージョン(5.9.3.3)にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが著しく低下する可能性があります。

特に、ユーザーの個人情報や認証情報が盗まれるリスクがあるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力データを無害化する処理。
    特に、スクリプトやSQLインジェクションなどの攻撃を防ぐために行われる。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザー。
    特定の権限を持つユーザーを指すことが多い。
  • フィッシング詐欺: 偽のWebサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報や認証情報を盗む詐欺手法。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る