【plugin】『Material Design Icons』(versions 0 未満) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via mdi-icon Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Material Design Icons
  • 影響バージョン: 0 未満
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via mdi-icon Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-9024
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/material-design-icons/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Material Design Icons」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)がmdi-iconショートコードを利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のショートコードを使用して、サイトに悪意のあるJavaScriptを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ショートコードの処理における入力検証の不足が原因です。

ショートコードは、WordPressで簡単にコンテンツを追加するための便利な機能ですが、適切な入力検証が行われない場合、悪意のあるコードが埋め込まれるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、入力検証の重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が適切な入力検証を実装し、悪意のあるコードが埋め込まれないようにする必要があります。

ユーザー側では、プラグインのアップデートが提供されるまで、Contributor以上の権限を持つユーザーのアクセスを制限することが推奨されます。

この対策を行わない場合、サイトが攻撃者によって改ざんされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあります。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。
  • 入力検証: ユーザーからの入力データが正しいかどうかを確認するプロセス。

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