【plugin】『WCFM – Frontend Manager for WooCommerce along with Bookings Subscription Listings Compatible』(versions 6.7.12 以下) Insecure Direct Object Reference to Account Takeover/Privilege Escalationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WCFM – Frontend Manager for WooCommerce along with Bookings Subscription Listings Compatible
  • 影響バージョン: 6.7.12 以下
  • 脆弱性タイプ: Insecure Direct Object Reference to Account Takeover/Privilege Escalation
  • CVE ID: CVE-2024-8290
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wc-frontend-manager/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WCFM – Frontend Manager for WooCommerce along with Bookings Subscription Listings Compatible」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン6.7.12以下に存在し、Insecure Direct Object Reference (IDOR) によるアカウント乗っ取りや権限昇格のリスクを含んでいます。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、他のユーザーのアカウントに不正にアクセスし、管理者権限を取得する可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、サイト全体の管理権限を奪われる危険性があり、非常に重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのアクセス制御が不十分であることに起因しています。

IDORは、リソースへのアクセス制御が適切に行われていない場合に発生しやすい脆弱性です。

歴史的には、IDORは多くのウェブアプリケーションで見られる一般的な問題であり、特にユーザーの権限管理が複雑なシステムで発生しやすいです。

この脆弱性が重要である理由は、攻撃者が簡単に高い権限を取得できるため、サイト全体のセキュリティが脅かされる点にあります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョンである6.7.13にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、IDORによるアカウント乗っ取りや権限昇格のリスクを回避できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやサイトの完全な乗っ取りが発生する可能性があり、非常に高いリスクを伴います。

したがって、早急にアップデートを行うことが推奨されます。

専門用語の解説

  • Insecure Direct Object Reference (IDOR): 認証や認可が不十分な状態で、直接的にオブジェクト(データやリソース)にアクセスできる脆弱性。
  • アカウント乗っ取り: 攻撃者が他人のアカウントに不正にアクセスし、そのアカウントを制御すること。
  • 権限昇格: 攻撃者が通常のユーザー権限から管理者権限などの高い権限を不正に取得すること。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

情報元

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