【plugin】『Premium Packages – Sell Digital Products Securely』(versions 5.9.1 以下) Cross-Site Request Forgeryの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Premium Packages – Sell Digital Products Securely
  • 影響バージョン: 5.9.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery
  • CVE ID: CVE-2024-7386
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpdm-premium-packages/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Premium Packages – Sell Digital Products Securely」におけるCross-Site Request Forgery(CSRF)脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン5.9.1以下に存在し、悪意のある第三者がユーザーの意図しない操作を実行させる可能性があります。

具体的には、ユーザーが攻撃者の用意したリンクをクリックすることで、ユーザーの権限でプラグインの設定変更やデータの操作が行われるリスクがあります。

このような攻撃は、ユーザーのセッション情報を利用して行われるため、被害が大きくなる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ウェブアプリケーションにおける一般的な問題であるCSRFに起因しています。

CSRFは、ユーザーが認証された状態で攻撃者の用意したリクエストを送信することで、意図しない操作が行われる脆弱性です。

特に、管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となる場合、サイト全体の設定変更やデータの改ざんが行われるリスクが高まります。

このため、CSRF対策はウェブアプリケーションのセキュリティにおいて非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法としては、プラグインの最新バージョンにアップデートすることが推奨されます。

公式ページで提供されている最新バージョンに更新することで、CSRF脆弱性が修正される可能性があります。

もしアップデートが提供されていない場合、プラグインの使用を一時的に停止することも検討してください。

対策を行わない場合、悪意のある第三者によってサイトの設定変更やデータの改ざんが行われるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を第三者が行わせる攻撃手法。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

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