【plugin】『WP Easy Gallery – WordPress Gallery Plugin』(versions 4.8.5 以下) Authenticated (Subscriber+) SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Easy Gallery – WordPress Gallery Plugin
  • 影響バージョン: 4.8.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-8436
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-easy-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WP Easy Gallery – WordPress Gallery Pluginにおける深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)によってSQLインジェクション攻撃が可能となるものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入することで、データベースに不正なクエリを実行させることができます。

これにより、データの漏洩や改ざん、さらには管理者権限の奪取など、重大なセキュリティリスクが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの入力検証が不十分であることに起因しています。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションにおける古典的な攻撃手法の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームにおいては、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトが影響を受けるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

現在のところ、脆弱性が修正されたバージョンは不明です。

そのため、ユーザーはプラグインの使用を一時的に停止するか、代替のプラグインを検討することをお勧めします。

また、定期的に公式ページを確認し、修正バージョンがリリースされた際には速やかにアップデートを行うことが重要です。

対策を行わない場合、サイトが攻撃者によって乗っ取られるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対して不正なSQLクエリを実行させる攻撃手法。
  • 認証されたユーザー: サイトにログインしているユーザーのこと。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つ。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、脆弱性に対する一意の識別子。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る