【plugin】『Confetti Fall Animation』(versions 1.3.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via confetti-fall-animation Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Confetti Fall Animation
  • 影響バージョン: 1.3.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via confetti-fall-animation Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-8919
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/confetti-fall-animation/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Confetti Fall Animation」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコードを使用することで、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、confetti-fall-animationショートコードを利用して、悪意のあるJavaScriptコードを投稿に埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがその投稿を閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの入力検証が不十分であることに起因しています。

特に、ショートコードのパラメータが適切にサニタイズされていないため、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、入力検証の重要性が再認識されています。

対策方法と影響

現在、この脆弱性が修正されたバージョンは提供されていません。

したがって、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみが投稿を行えるように権限設定を見直すことが推奨されます。

この対策を行わない場合、サイトが攻撃者によって改ざんされるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • Cross-Site Scripting (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法です。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換することを指し、特にウェブアプリケーションでは、ユーザー入力を無害化するために使用されます。

情報元

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