【plugin】『Garden Gnome Package』(versions 2.2.9 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Garden Gnome Package
  • 影響バージョン: 2.2.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8657
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/garden-gnome-package/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Garden Gnome Package」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

これにより、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの検証が不十分であることに起因しています。

特に、ユーザーが入力するデータがそのまま保存され、後に表示される際に適切なエスケープ処理が行われていないことが問題です。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebアプリケーションで発見されており、特にユーザー生成コンテンツを扱うサイトでは注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.3.0にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性やユーザーの安全が損なわれる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting: 認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性のことです。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為です。

情報元

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