【plugin】『MC4WP: Mailchimp for WordPress』(versions 4.9.16 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: MC4WP: Mailchimp for WordPress
  • 影響バージョン: 4.9.16 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8680
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/mailchimp-for-wp/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「MC4WP: Mailchimp for WordPress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証された管理者以上の権限を持つユーザーが特定の入力フィールドに悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

これにより、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの検証が不十分であることが原因で発生しました。

特に、管理者以上の権限を持つユーザーが入力するデータに対して適切なサニタイズ処理が行われていなかったため、悪意のあるスクリプトが保存される可能性がありました。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebアプリケーションで問題となっており、特にユーザー入力を扱う際には注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン4.9.17以上にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まります。

特に、管理者権限を持つユーザーが多いサイトでは、被害が大きくなる可能性がありますので、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング (XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換する処理。
    特に、スクリプトやSQLインジェクションなどの攻撃を防ぐために行われる。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。

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