【plugin】『WP Custom Fields Search』(versions 1.2.35 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via wpcfs-preset Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Custom Fields Search
  • 影響バージョン: 1.2.35 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via wpcfs-preset Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-8364
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-custom-fields-search/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP Custom Fields Search」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコード(wpcfs-preset)を利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

これにより、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの入力検証が不十分であることに起因しています。

特に、wpcfs-presetショートコードの処理において、ユーザーが入力したデータが適切にサニタイズされていないため、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。

このような脆弱性は、過去にも多くのプラグインやウェブアプリケーションで発見されており、開発者が入力データの検証とサニタイズを徹底することの重要性が再認識されます。

対策方法と影響

現在、この脆弱性に対する修正済みバージョンは提供されていません。

したがって、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみがプラグインを使用できるように権限を制限することが推奨されます。

この脆弱性を放置すると、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング (XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで使用される短いコードのこと。
    特定の機能やコンテンツを簡単に追加するために使用される。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
    特に、悪意のあるコードが実行されないようにするために行われる。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法。
    これにより、攻撃者は被害者になりすまして操作を行うことができる。

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