【plugin】『Fusion Builder』(versions 3.11.9 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via fusion_button Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Fusion Builder
  • 影響バージョン: 3.11.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via fusion_button Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-5628
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Fusion Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン3.11.9以下に存在し、特定の条件下で悪意のあるコードが保存される可能性があります。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が「fusion_button」ショートコードを利用して、悪意のあるスクリプトを挿入することができます。

このスクリプトは、後にページが表示された際に実行され、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を引き起こす可能性があります。

この攻撃により、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、不正な操作が行われるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ショートコードの処理における入力検証の不備が原因で発生しました。

WordPressのプラグインやテーマは、ショートコードを利用して簡単に機能を追加できるため、非常に便利です。

しかし、適切な入力検証が行われていない場合、悪意のあるコードが挿入されるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、特に人気のあるプラグインやテーマでは注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Fusion Builderをバージョン3.11.10にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによるXSS攻撃のリスクが高まります。

特に、Contributor以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が求められます。

アップデートを行うことで、この脆弱性は解消され、サイトの安全性が向上します。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブサイトに悪意のあるスクリプトを挿入し、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • 認証されたユーザー: ログインしているユーザーのこと。
    Contributorは投稿者の権限を持つユーザーを指す。
  • セッション情報: ユーザーがウェブサイトにログインしている状態を維持するための情報。

情報元

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