【plugin】『YITH Custom Login』(versions 1.7.3 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: YITH Custom Login
  • 影響バージョン: 1.7.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8665
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/yith-custom-login/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「YITH Custom Login」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定のバージョン(1.7.3 以下)に存在します。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることができます。

具体的には、攻撃者が特定のURLに悪意のあるコードを埋め込み、そのURLをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上でスクリプトが実行されます。

これにより、ユーザーのセッション情報や個人情報が盗まれる可能性があります。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的には、多くのウェブサイトやアプリケーションがこの問題に悩まされてきました。

特に、ユーザーが入力するデータをそのまま表示するような機能を持つアプリケーションでは、この脆弱性が発生しやすいです。

YITH Custom Loginプラグインも、ユーザーの入力を適切に処理しなかったために、この脆弱性が発生しました。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、YITH Custom Loginプラグインをバージョン1.7.4にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があります。

特に、管理者権限を持つユーザーが攻撃を受けた場合、サイト全体が危険にさらされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーの入力を適切にエスケープせずに出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

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