【theme】『Triton Lite』(versions 1.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Button Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Triton Lite
  • 影響バージョン: 1.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Button Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-5789
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressテーマ「Triton Lite」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のショートコードを使用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、ボタンショートコードを利用して、悪意のあるJavaScriptコードを挿入することが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressテーマのショートコード機能における入力検証の不備から発生しました。

ショートコードは、WordPressで簡単に機能を追加できる便利なツールですが、適切な入力検証が行われていない場合、悪意のあるコードが挿入されるリスクがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のテーマやプラグインで発見されており、開発者は入力検証の重要性を再認識する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、テーマの開発者が適切な入力検証を実装し、悪意のあるコードが挿入されないようにする必要があります。

具体的には、ショートコードの入力をサニタイズし、JavaScriptコードが実行されないようにすることが求められます。

ユーザー側では、テーマのアップデートが提供されるまで、信頼できるユーザー以外にContributor以上の権限を与えないことが推奨されます。

この対策を行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクがあります。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に追加するための短いコード。
  • サニタイズ: 入力データを無害化するための処理。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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