今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Elementor Website Builder – More than Just a Page Builder」における脆弱性についてです。
この脆弱性は、バージョン3.23.4以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。
具体的には、複数のウィジェットにおけるURLパラメータに対して、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。
この脆弱性を利用することで、攻撃者は他のユーザーがそのページを閲覧した際に、任意のスクリプトを実行させることが可能となります。
その結果、ユーザーのセッション情報の盗難や、フィッシング攻撃の実行などが考えられます。
この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるXSS(クロスサイトスクリプティング)の一種です。
特に、認証されたユーザーがコンテンツを投稿できる環境では、こうした脆弱性が発生しやすくなります。
Elementorは多くのユーザーに利用されているため、このような脆弱性が発見されると、その影響は広範囲に及ぶ可能性があります。
過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、開発者は常にセキュリティ対策を強化する必要があります。
この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.24.0以上にアップデートすることが推奨されます。
アップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが高まり、サイトのセキュリティが著しく低下する可能性があります。
特に、ユーザーの個人情報やセッション情報が盗まれるリスクがあるため、早急な対応が必要です。
This record contains material that is subject to copyright
Copyright 2012-2024 Defiant Inc.
License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.