脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Advanced WordPress Backgrounds
• 影響バージョン: 1.12.3 以下
• 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via imageTag Parameter
• CVE ID: CVE-2024-8045
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/advanced-backgrounds/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Advanced WordPress Backgrounds」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン1.12.3以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の一種です。

具体的には、imageTagパラメータを通じて悪意のあるスクリプトが保存される可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を利用すると、特定の条件下で他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのセッション情報の盗難や、フィッシング攻撃の実行などが可能となります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの特定のパラメータが適切にサニタイズされていないことに起因します。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中でも「Advanced WordPress Backgrounds」は特に人気があります。

そのため、このような脆弱性が発見されると、多くのサイトが影響を受ける可能性があります。

過去にも同様のXSS脆弱性が他のプラグインで発見されており、これらは迅速に修正されることが求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン1.12.4にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざんなどのリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

• Authenticated (Contributor+): 認証されたユーザーのうち、Contributor以上の権限を持つユーザーを指します。
• Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性のことです。
• サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換することを指します。
  これにより、悪意のあるコードの実行を防ぎます。
• フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む攻撃手法です。

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