【plugin】『Pinpoint Booking System – #1 WordPress Booking Plugin』(versions 2.9.9.5.0 以下) Authenticated (Subscriber+) SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Pinpoint Booking System – #1 WordPress Booking Plugin
  • 影響バージョン: 2.9.9.5.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-7112
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/booking-system/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Pinpoint Booking System – #1 WordPress Booking Plugin」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)がSQLインジェクション攻撃を実行できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入することで、データベースに不正なクエリを実行させることが可能です。

これにより、データの漏洩や改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りが発生するリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションにおける古典的な攻撃手法の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、ユーザー入力を直接データベースクエリに組み込む際に、適切なエスケープ処理が行われていない場合に発生します。

このような脆弱性は、データベースの機密性、完全性、可用性に重大な影響を与えるため、早急な対策が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョン(2.9.9.5.1)にアップデートすることです。

開発者はこのバージョンで脆弱性を修正しています。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースへの不正アクセスやデータの改ざん、さらにはシステム全体の乗っ取りといった重大なリスクが存在します。

したがって、早急にアップデートを実施することが強く推奨されます。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つ。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る