【plugin】『Geo Controller』(versions 8.6.9 以下) Missing Authorization to Unauthenticated Shortcode Executionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Geo Controller
  • 影響バージョン: 8.6.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Unauthenticated Shortcode Execution
  • CVE ID: CVE-2024-7381
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cf-geoplugin/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Geo Controller」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されていないユーザーがショートコードを実行できるという問題に起因しています。

具体的には、適切な認証手続きを経ずにショートコードを実行することが可能であり、これにより悪意のあるユーザーがサイトの機能を不正に操作するリスクがあります。

この脆弱性を利用することで、攻撃者はサイトの表示内容を変更したり、データを盗み出したりする可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における欠陥が原因です。

ショートコードは通常、特定のユーザー権限を持つユーザーのみが実行できるように設計されていますが、今回のケースではその制限が適切に機能していませんでした。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやテーマで発見されており、特にユーザー生成コンテンツを扱うサイトにおいては重大な問題となります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンにアップデートすることが推奨されます。

現時点では、修正済みバージョンの情報は不明ですが、公式ページを定期的に確認し、アップデートがリリースされた際には速やかに適用することが重要です。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者により不正に操作されるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコード。
  • 認証: ユーザーが正当な権限を持っていることを確認するプロセス。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

情報元

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