【plugin】『The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended』(versions 3.0.8 以下) Missing Authorization to Admin Username Changeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended
  • 影響バージョン: 3.0.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Admin Username Change
  • CVE ID: CVE-2024-8121
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpextended/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended」における脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン3.0.8以下に存在し、管理者のユーザー名を変更する際に適切な認証が行われないという問題です。

具体的には、悪意のある第三者がこの脆弱性を利用して、管理者のユーザー名を変更することが可能となります。

これにより、管理者アカウントへの不正アクセスが容易になり、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における欠陥が原因で発生しました。

通常、管理者のユーザー名を変更する際には、適切な認証手続きが必要ですが、このプラグインではその手続きが省略されていました。

過去にも同様の認証欠陥が原因で、他のプラグインやシステムにおいても脆弱性が発生した事例があります。

このような脆弱性は、サイトの管理者権限を持つアカウントが狙われるため、非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.0.9にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることで対策が完了します。

もしこの対策を行わない場合、悪意のある第三者による管理者アカウントの不正変更や、サイト全体の乗っ取りといったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • 認証: システムやアプリケーションがユーザーの身元を確認するプロセスです。
  • 管理者アカウント: サイトやシステムの全ての機能にアクセスできる特権を持つアカウントです。

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