【plugin】『Blockspare: Gutenberg Blocks & Patterns for Blogs, Magazines, Business Sites – Post Grids, Sliders, Carousels, Counters, Page Builder & Starter Site Imports, No Coding Needed』(versions 3.2.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Blockspare: Gutenberg Blocks & Patterns for Blogs, Magazines, Business Sites – Post Grids, Sliders, Carousels, Counters, Page Builder & Starter Site Imports, No Coding Needed
  • 影響バージョン: 3.2.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-8325
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/blockspare/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Blockspare: Gutenberg Blocks & Patterns for Blogs, Magazines, Business Sites – Post Grids, Sliders, Carousels, Counters, Page Builder & Starter Site Imports, No Coding Needed」に関する脆弱性です。

このプラグインのバージョン3.2.4以下において、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting(XSS)の脆弱性が発見されました。

この脆弱性を利用することで、悪意のあるユーザーが特定の条件下でスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があります。

具体的には、投稿者権限を持つユーザーが悪意のあるスクリプトを投稿に埋め込むことで、管理者などの高権限ユーザーがその投稿を閲覧した際にスクリプトが実行され、セッションハイジャックや情報漏洩などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの入力検証が不十分であることに起因しています。

特に、投稿者権限を持つユーザーが入力するデータが適切にサニタイズされずに保存されるため、悪意のあるスクリプトが埋め込まれる可能性があります。

このような脆弱性は、過去にも多くのプラグインやテーマで発見されており、Webアプリケーションのセキュリティにおいて重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.2.5にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、入力データのサニタイズが強化され、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによる攻撃が成功し、サイトの管理者や他のユーザーに対して重大な影響を及ぼす可能性があります。

専門用語の解説

  • Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS): 認証されたユーザー(この場合は投稿者権限以上)が悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう脆弱性。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取る攻撃手法。

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