【plugin】『Attributes for Blocks』(versions 1.0.6 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via attributesForBlocks Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Attributes for Blocks
  • 影響バージョン: 1.0.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via attributesForBlocks Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-8318
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/attributes-for-blocks/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Attributes for Blocks」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のパラメータ「attributesForBlocks」を通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

保存されたスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行されるため、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となります。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグイン「Attributes for Blocks」の特定のバージョンにおいて、入力値の検証が不十分であったことに起因します。

クロスサイトスクリプティング(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つであり、特にユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのウェブアプリケーションで発見されており、その影響は広範囲に及ぶことが知られています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインをバージョン1.0.7にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、入力値の検証が強化され、悪意のあるスクリプトが保存されることを防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、ユーザーのセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全な形式に変換すること。

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