【plugin】『The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended』(versions 3.0.8 以下) Authenticated (Subscriber+) Sensitive Information Exposureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended
  • 影響バージョン: 3.0.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Sensitive Information Exposure
  • CVE ID: CVE-2024-8106
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpextended/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン3.0.8以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が機密情報にアクセスできるというものです。

具体的には、特定のエンドポイントにアクセスすることで、通常はアクセスできない情報を取得することが可能となります。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はサイトの機密情報を不正に取得し、さらなる攻撃の足掛かりとする可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの特定の機能が適切にアクセス制御されていないことに起因します。

WordPressプラグインは多くの機能を提供するため、開発者がアクセス制御を適切に実装しない場合、こうした脆弱性が発生することがあります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、アクセス制御の重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.0.9にアップデートする必要があります。

公式ページから最新バージョンをダウンロードし、インストールしてください。

アップデートを行わない場合、サイトの機密情報が漏洩するリスクが高まります。

特に、攻撃者がこの情報を利用してさらなる攻撃を行う可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが対象となります。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つユーザーです。
  • Sensitive Information Exposure: 機密情報の漏洩を指し、通常はアクセスできない情報が不正に取得されることを意味します。

情報元

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