【plugin】『The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended』(versions 3.0.8 以下) Reflected Cross-Site Scripting via selected_optionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended
  • 影響バージョン: 3.0.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via selected_option
  • CVE ID: CVE-2024-8117
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpextended/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「The Ultimate WordPress Toolkit – WP Extended」における脆弱性です。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting (XSS) として知られており、特定の入力パラメータ「selected_option」を通じて悪意のあるスクリプトが実行される可能性があります。

攻撃者は、この脆弱性を利用してユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃を行うことができます。

影響範囲は、バージョン3.0.8以下のプラグインを使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力検証の不備から発生します。

特に、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力することで、悪意のあるスクリプトが実行されるリスクが生じます。

歴史的に見ても、XSSはWebアプリケーションにおける一般的な脆弱性であり、多くのサイトがこの問題に直面してきました。

そのため、開発者は常に入力検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン3.0.9にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるセッションハイジャックやフィッシング攻撃のリスクが高まります。

また、ユーザーの信頼を失う可能性もあるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーからの入力を適切に処理せずに出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取ることで、不正にログインする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。

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