【plugin】『WP Events Manager』(versions 2.1.11 以下) Authenticated (Subscriber+) Time-Based SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Events Manager
  • 影響バージョン: 2.1.11 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Time-Based SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-7717
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-events-manager/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WP Events Manager」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が、特定のSQLクエリを時間ベースで実行することができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のパラメータを操作することで、データベースに対して不正なクエリを実行し、データの漏洩や改ざんを引き起こす可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、サイト全体のセキュリティが脅かされるため、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションと呼ばれる攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースに対して不正なSQLクエリを実行することで、データの漏洩や改ざんを引き起こす攻撃です。

特に、認証されたユーザーがこの攻撃を行う場合、通常のセキュリティ対策では防ぎきれないことが多く、非常に危険です。

WP Events Managerの開発者は、この脆弱性を修正するために迅速に対応し、バージョン2.2.0で修正を行いました。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、WP Events Managerを最新バージョン(2.2.0)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、この脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に低減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってデータベースが不正に操作されるリスクが高まり、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対して不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • 認証されたユーザー: サイトにログインしているユーザーのこと。
    Subscriber以上の権限を持つユーザーが該当。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る