脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Contact Form Plugin by Fluent Forms for Quiz, Survey, and Drag & Drop WP Form Builder
• 影響バージョン: 5.1.18 以下
• 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Mailchimp Integration Modification
• CVE ID: CVE-2024-5053
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/fluentform/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、Contact Form Plugin by Fluent Forms for Quiz, Survey, and Drag & Drop WP Form Builderにおける脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン5.1.18以下に存在し、認証されたユーザー（Subscriber+）がMailchimpの統合設定を変更できるというものです。

具体的には、適切な認証が行われていないため、低権限のユーザーでもMailchimpの設定を操作することが可能となります。

これにより、悪意のあるユーザーがMailchimpの設定を改ざんし、不正なメール送信やデータの漏洩を引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Mailchimpとの統合機能における認証プロセスの欠如が原因です。

WordPressプラグインは多くの機能を提供するため、外部サービスとの連携が頻繁に行われます。

しかし、適切な認証が行われていない場合、低権限のユーザーでも重要な設定を変更できるリスクが生じます。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインで発見されており、開発者は常に注意を払う必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン5.1.19にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、Mailchimpの設定が不正に変更されるリスクがあり、結果として不正なメール送信やデータ漏洩が発生する可能性があります。

したがって、早急にプラグインを最新バージョンに更新することを強く推奨します。

専門用語の解説

• CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の深刻度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
• CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
• Mailchimp: メールマーケティングサービスで、ニュースレターやキャンペーンメールの送信に使用されます。
• Subscriber+: WordPressのユーザーロールの一つで、基本的な閲覧権限を持つユーザーを指します。

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