【plugin】『WPZOOM Portfolio Lite – Filterable Portfolio Plugin』(versions 1.4.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via align Attributeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPZOOM Portfolio Lite – Filterable Portfolio Plugin
  • 影響バージョン: 1.4.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via align Attribute
  • CVE ID: CVE-2024-8276
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpzoom-portfolio/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WPZOOM Portfolio Lite – Filterable Portfolio Pluginにおける脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のalign属性を利用して、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のコードを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、HTMLのalign属性を適切にサニタイズしないことに起因しています。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、特にユーザー入力を処理する際のセキュリティ対策が不十分な場合に発生しやすいです。

このような脆弱性は、ウェブアプリケーションのセキュリティにおいて非常に重要であり、適切な対策が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、WPZOOM Portfolio Lite – Filterable Portfolio Pluginをバージョン1.4.5にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まります。

特に、Contributor以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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