【plugin】『Clean Login』(versions 1.14.5 以下) Authenticated (Contributor+) Local File Inclusionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Clean Login
  • 影響バージョン: 1.14.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Local File Inclusion
  • CVE ID: CVE-2024-8252
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/clean-login/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Clean Login」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン1.14.5以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Local File Inclusionという種類のものです。

具体的には、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、ローカルファイルを不正に読み込むことができるという問題です。

この脆弱性を悪用されると、攻撃者はサーバー上の機密情報にアクセスすることが可能となり、システム全体のセキュリティが脅かされる恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインのファイル読み込み機能における入力検証の不備が原因で発生しました。

歴史的に見ても、ローカルファイルインクルージョン(LFI)は多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特にユーザー入力を適切に検証しない場合に発生しやすいです。

このような脆弱性は、攻撃者がシステム内部のファイルにアクセスする手段を提供し、情報漏洩やさらなる攻撃の足掛かりとなるため、非常に重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(1.14.6)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、入力検証の不備が修正され、脆弱性が解消されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

そのため、早急にアップデートを行うことを強く推奨します。

専門用語の解説

  • Authenticated: 認証されたユーザー。
    特定の権限を持つユーザーを指します。
  • Contributor: WordPressのユーザーロールの一つで、投稿の作成が可能ですが、公開はできません。
  • Local File Inclusion (LFI): ローカルファイルインクルージョン。
    サーバー上のファイルを不正に読み込む攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring System。
    脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposures。
    脆弱性に対する一意の識別子を提供するデータベースです。

情報元

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