【plugin】『HubSpot – CRM, Email Marketing, Live Chat, Forms & Analytics』(versions 11.1.22 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via HubSpot Meeting Widgetの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: HubSpot – CRM, Email Marketing, Live Chat, Forms & Analytics
  • 影響バージョン: 11.1.22 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via HubSpot Meeting Widget
  • CVE ID: CVE-2024-5879
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/leadin/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「HubSpot – CRM, Email Marketing, Live Chat, Forms & Analytics」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン11.1.22以下に存在し、Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting (XSS) の形で現れます。

具体的には、HubSpot Meeting Widgetを通じて、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存し、それが他のユーザーに表示される可能性があります。

この脆弱性を利用されると、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるXSS(クロスサイトスクリプティング)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示する場合に発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebアプリケーションで繰り返し発見されており、その影響範囲は広範です。

今回のケースでは、HubSpotプラグインの特定のウィジェットがこの問題を引き起こしており、特にContributor以上の権限を持つユーザーが攻撃を仕掛けることが可能です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョン(11.1.34)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを低減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、サイトのセキュリティが大きく損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • XSS: Cross-Site Scriptingの略で、Webアプリケーションの脆弱性の一種です。
    攻撃者が悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させることができます。
  • エスケープ: 特殊文字を別の文字列に置き換えることで、意図しない動作を防ぐ技術です。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取ることで、そのユーザーになりすまして操作を行う攻撃手法です。

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