【plugin】『Memberpress』(versions 1.11.29 以下) Reflected Cross-Site Scripting via mepr_screenname and mepr_key Parametersの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Memberpress
  • 影響バージョン: 1.11.29 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via mepr_screenname and mepr_key Parameters
  • CVE ID: CVE-2024-5024
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Memberpress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のパラメータ(mepr_screennameおよびmepr_key)を介して反射型クロスサイトスクリプティング(Reflected Cross-Site Scripting)が発生する可能性があるというものです。

攻撃者は、この脆弱性を利用して悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることができます。

これにより、ユーザーのセッション情報や個人情報が盗まれるリスクがあります。

影響を受けるバージョンは1.11.29以下であり、修正済みバージョンは1.11.30です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが信頼するWebサイトに悪意のあるスクリプトを挿入する攻撃手法で、特にユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生します。

Memberpressは多くのサイトで使用されているため、この脆弱性が悪用されると多くのユーザーに影響を与える可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、Memberpressプラグインを最新バージョン(1.11.30)にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があります。

また、Webアプリケーション全体のセキュリティを強化するために、ユーザー入力のサニタイズとエスケープ処理を徹底することも重要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全な形式に変換すること。
  • エスケープ処理: 特殊文字を安全な文字列に変換すること。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。

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