【plugin】『Elementor Addon Elements』(versions 1.13.6 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgetsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Elementor Addon Elements
  • 影響バージョン: 1.13.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgets
  • CVE ID: CVE-2024-7122
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/addon-elements-for-elementor-page-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Elementor Addon Elements」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン1.13.6以下に存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のウィジェットを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行されるため、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となります。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、被害者のブラウザ上で任意のコードを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、複数のウィジェットにおいて入力データの検証が不十分であったことに起因します。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その利便性から多くのサイトで導入されています。

しかし、プラグインのセキュリティが脆弱である場合、攻撃者にとっては格好の標的となります。

特に、クロスサイトスクリプティング(XSS)は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(1.13.7)に更新することです。

更新を行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを低減することができます。

もし更新を行わない場合、攻撃者によるクロスサイトスクリプティング攻撃のリスクが高まり、サイトの信頼性やユーザーの安全が脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使って、ユーザーの個人情報を騙し取る攻撃手法。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのこと。
    特にContributor以上の権限を持つユーザーを指す。

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