【plugin】『Front End Users』(versions 3.2.28 以下) Authenticated (Contributor+) Time-Based SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Front End Users
  • 影響バージョン: 3.2.28 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Time-Based SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-7607
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/front-end-only-users/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Front End Users」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、特定のSQLクエリを時間ベースで実行することができるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のパラメータを操作することで、データベースに対して不正なクエリを実行し、データの漏洩や改ざんを引き起こす可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、サイト全体のセキュリティが脅かされるため、非常に危険です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションと呼ばれる攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースに対して不正なSQLクエリを実行することで、データの漏洩や改ざんを引き起こす攻撃です。

特に、認証されたユーザーがこの攻撃を行う場合、攻撃の成功率が高くなります。

過去にも同様の脆弱性が発見されており、これらの脆弱性が修正されることで、WordPressのセキュリティが強化されてきました。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(3.2.29)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、この脆弱性が修正され、攻撃のリスクを回避することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってデータベースが不正に操作される可能性があり、サイト全体のセキュリティが脅かされることになります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対して不正なSQLクエリを実行する攻撃手法。
  • 認証されたユーザー: サイトにログインしているユーザーのこと。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能な権限。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステム。

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