【plugin】『WP Accessibility Helper (WAH)』(versions 0.6.2.8 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Limited Settings Updateの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Accessibility Helper (WAH)
  • 影響バージョン: 0.6.2.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Limited Settings Update
  • CVE ID: CVE-2024-5987
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-accessibility-helper/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP Accessibility Helper (WAH)」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン0.6.2.8以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)が特定の設定を変更できるという問題です。

具体的には、適切な認証が行われないため、低権限のユーザーが本来アクセスできない設定を変更することが可能となります。

この脆弱性を悪用されると、サイトの設定が意図せず変更されるリスクがあり、サイトの運用に影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における不備が原因で発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中で認証や権限管理が適切に行われない場合、セキュリティリスクが高まります。

特に、低権限のユーザーが本来アクセスできない設定にアクセスできることは、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策は、プラグインを最新バージョン(0.6.2.9)にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、適切な認証が行われるようになり、低権限のユーザーが設定を変更するリスクが解消されます。

もしアップデートを行わない場合、サイトの設定が意図せず変更されるリスクが残り、サイトの運用に支障をきたす可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーが正当なものであることを確認するプロセスです。
  • 権限: システム内でユーザーが実行できる操作やアクセスできる情報の範囲を定義するものです。

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