【plugin】『Media Library Folders』(versions 8.2.2 以下) Authenticated (Subscriber+) Second-Order SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Media Library Folders
  • 影響バージョン: 8.2.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Second-Order SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-7857
  • 重大度: 9.8 (クリティカル)
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/media-library-plus/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Media Library Folders」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Subscriber以上の権限を持つユーザー)によるSecond-Order SQL Injection攻撃を可能にします。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるSQLコードを挿入し、その後のデータベース操作でそのコードが実行されるというものです。

これにより、データベース内の情報が漏洩したり、改ざんされたりするリスクがあります。

影響範囲は非常に広く、サイト全体のデータベースが危険にさらされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、データベース操作における入力値の適切なサニタイズが行われていないことが原因です。

歴史的に見ても、SQL Injectionは非常に一般的な攻撃手法であり、多くのシステムで問題となってきました。

特にWordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が発見されると多くのサイトに影響を及ぼすため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョン(8.2.3)にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるデータベースの不正操作や情報漏洩のリスクが高まります。

また、定期的なセキュリティチェックと、使用しているプラグインの最新情報を常に確認することも重要です。

専門用語の解説

  • SQL Injection: データベースに対する不正なSQLクエリを実行させる攻撃手法。
  • Second-Order SQL Injection: 初回の入力では悪意のあるコードが実行されず、後の操作で実行されるSQL Injectionの一種。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、最も低い権限を持つユーザー。
  • サニタイズ: 入力データを安全な形式に変換すること。

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