【plugin】『GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform』(versions 3.15.1 以下) Unauthenticated Full Path Disclosureの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform
  • 影響バージョン: 3.15.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Full Path Disclosure
  • CVE ID: CVE-2024-6551
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/give/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン3.15.1以下に存在し、未認証のユーザーがフルパスを開示できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、サーバー上のファイルパスが表示される可能性があります。

これにより、攻撃者はサーバーの構造やファイル配置を把握し、さらなる攻撃の足がかりとすることができます。

影響範囲としては、プラグインを使用している全てのサイトが対象となり得ます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ウェブアプリケーションにおいて一般的な問題である「フルパス開示」に関連しています。

フルパス開示は、サーバーのファイルパスが外部に漏れることで、攻撃者にとって有用な情報を提供してしまう問題です。

歴史的には、こうした情報漏洩が原因で、他の脆弱性と組み合わせた攻撃が行われるケースが多々あります。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、こうした脆弱性が重大な影響を及ぼす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを最新バージョンである3.16.0にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、フルパス開示の問題が修正され、未認証のユーザーによる情報漏洩を防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者がサーバーの構造を把握し、さらなる攻撃を仕掛けるリスクが高まります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • フルパス開示: サーバー上のファイルパスが外部に漏れること。
    攻撃者にとって有用な情報となる。
  • 未認証ユーザー: ログインしていない、または認証されていないユーザーのこと。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略。
    脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略。
    公開されている脆弱性情報の識別番号。

情報元

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