【plugin】『Oxygen Builder』(versions 4.8.3 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Stylesheet Updateの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Oxygen Builder
  • 影響バージョン: 4.8.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Stylesheet Update
  • CVE ID: CVE-2024-6688
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Oxygen Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン4.8.3以下に存在し、認証されたユーザー(Subscriber以上)が適切な権限を持たずにスタイルシートを更新できるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を利用して、サイトの外観やレイアウトを変更することが可能です。

その結果、サイトのデザインが崩れたり、悪意のあるコードが挿入されるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における欠陥が原因で発生しました。

通常、スタイルシートの更新は管理者権限を持つユーザーのみが行える操作ですが、今回の脆弱性により、認証されたユーザーであれば誰でもこの操作が可能となってしまいました。

このような脆弱性は、過去にも他のプラグインやテーマで発見されており、特に大規模なサイトでは深刻な影響を及ぼす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、Oxygen Builderをバージョン4.9にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトのデザインが攻撃者によって変更されるリスクがあり、最悪の場合、サイトの信頼性やユーザー体験に大きな影響を与える可能性があります。

したがって、早急にアップデートを行い、サイトのセキュリティを確保することが重要です。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • Subscriber: WordPressのユーザーロールの一つで、通常はサイトのコンテンツを閲覧する権限のみを持つユーザーです。
  • スタイルシート: ウェブページのデザインやレイアウトを定義するためのファイルで、CSS(Cascading Style Sheets)形式で記述されます。

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