【plugin】『RT Easy Builder – Advanced addons for Elementor』(versions 2.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: RT Easy Builder – Advanced addons for Elementor
  • 影響バージョン: 2.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-2254
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/rt-easy-builder-advanced-addons-for-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「RT Easy Builder – Advanced addons for Elementor」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定の条件下で悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、投稿やページの編集時に悪意のあるJavaScriptコードを挿入することで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者は被害者のブラウザ上で任意の操作を行うことができ、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などのリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されたユーザーがコンテンツを編集できる環境では、適切な入力検証が行われていない場合に発生しやすいです。

歴史的にも、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで繰り返し発見されており、その影響の大きさから重要視されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインの開発者が提供する最新バージョンにアップデートすることが最も効果的です。

また、ユーザー側でも、信頼できるソースからのみプラグインをインストールし、定期的に更新を確認することが推奨されます。

対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの改ざん、個人情報の漏洩などのリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • 認証されたユーザー: システムにログインしているユーザーのことを指し、特定の権限を持つユーザーを含みます。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正な操作を行う攻撃手法です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為です。

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