【plugin】『String locator』(versions 2.6.5 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: String locator
  • 影響バージョン: 2.6.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2023-6987
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/string-locator/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「String locator」におけるReflected Cross-Site Scripting(XSS)の脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン2.6.5以下に存在し、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが実行される可能性があります。

攻撃者は、この脆弱性を利用してユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃を行うことができます。

影響範囲は広く、特に管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となる場合、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、入力データの適切なエスケープ処理が行われていないことに起因します。

Reflected Cross-Site Scriptingは、ウェブアプリケーションにおいて一般的な脆弱性の一つであり、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、ユーザー入力をそのまま出力するような機能を持つプラグインやテーマにおいては、注意が必要です。

このような脆弱性が存在することで、サイトの信頼性が損なわれるだけでなく、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクも高まります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、プラグインを最新バージョンである2.6.6にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、セキュリティリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが入力したデータがそのままウェブページに反映され、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取り、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害な形式に変換することで、スクリプトの実行を防ぐセキュリティ対策。

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