【plugin】『Piotnet Addons For Elementor』(versions 2.4.30 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgetsの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Piotnet Addons For Elementor
  • 影響バージョン: 2.4.30 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Multiple Widgets
  • CVE ID: CVE-2024-5502
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/piotnet-addons-for-elementor/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Piotnet Addons For Elementor」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が特定のウィジェットを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのセッション情報の盗難や、サイトの改ざんなどが発生する可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、特定のウィジェットがユーザー入力を適切にサニタイズしないことに起因しています。

過去にも同様のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、特にユーザー入力を扱う部分では注意が必要です。

このような脆弱性は、サイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクも高まります。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン2.4.31以上にアップデートする必要があります。

アップデートを行わない場合、攻撃者によるサイトの改ざんやユーザー情報の漏洩などのリスクが高まります。

したがって、できるだけ早くプラグインを最新バージョンに更新することを強くお勧めします。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ウェブアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、不正なコードやデータを除去すること。
  • セッション情報: ユーザーがウェブサイトにログインしている間に保持される情報で、ユーザーの認証状態や設定などが含まれます。

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