【plugin】『Themify Builder』(versions 7.6.1 以下) Missing Authorization to Authenticated (Contributor+) Post Duplicationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Themify Builder
  • 影響バージョン: 7.6.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Contributor+) Post Duplication
  • CVE ID: CVE-2024-7836
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/themify-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Themify Builder」に関する脆弱性です。

この脆弱性は、バージョン7.6.1以下に存在し、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が、適切な認可を受けずに投稿を複製できるというものです。

具体的には、攻撃者がこの脆弱性を悪用することで、意図しない投稿の複製や改ざんが可能となり、サイトのコンテンツ管理に重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認可機能における欠陥が原因で発生しました。

WordPressのプラグインは多くの機能を提供しますが、その中にはユーザーの権限管理が含まれます。

今回のケースでは、投稿の複製機能に対する認可チェックが不十分であったため、認証されたユーザーが不正に操作を行うことが可能となってしまいました。

このような脆弱性は、サイトのセキュリティと信頼性に重大な影響を与えるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策として、Themify Builderのバージョンを7.6.2にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、認可機能の欠陥が修正され、投稿の不正な複製が防止されます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのコンテンツが不正に操作されるリスクが高まり、サイトの信頼性やユーザーの安全が脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準的なスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するシステムです。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーが正当なものであることを確認するプロセスです。
  • 認可: 認証されたユーザーがどのリソースにアクセスできるかを制御するプロセスです。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つユーザーです。

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