脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: App Builder – Create Native Android & iOS Apps On The Flight
• 影響バージョン: 4.2.6 以下
• 脆弱性タイプ: Unauthenticated Limited SQL Injection via app-builder-search
• CVE ID: CVE-2024-7651
• 重大度: 中
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/app-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「App Builder – Create Native Android & iOS Apps On The Flight」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、バージョン4.2.6以下に存在し、未認証のユーザーが「app-builder-search」機能を通じて限定的なSQLインジェクション攻撃を行うことが可能です。

具体的には、攻撃者が特定のパラメータを操作することで、データベースに対して不正なクエリを実行し、情報を取得したり、データを改ざんする可能性があります。

この脆弱性は、適切な入力検証が行われていないことが原因で発生しています。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションと呼ばれる攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースと連携するウェブアプリケーションにおいて、ユーザー入力が適切に検証されない場合に発生します。

歴史的に見ても、SQLインジェクションは非常に一般的な攻撃手法であり、多くのウェブサイトやアプリケーションがこの脆弱性を抱えてきました。

そのため、開発者は常に入力検証を徹底し、セキュリティ対策を講じることが求められています。

対策方法と影響

現在、この脆弱性に対する修正済バージョンは不明です。

したがって、開発者や管理者は、プラグインの公式ページを定期的に確認し、最新のセキュリティアップデートが提供され次第、速やかに適用することが重要です。

また、入力検証を強化し、不正なクエリが実行されないようにすることも推奨されます。

この脆弱性を放置すると、データベースの情報漏洩や改ざんといった重大なリスクが発生する可能性があります。

専門用語の解説

• SQLインジェクション: データベースに対する不正なクエリを実行する攻撃手法。
• 未認証: ユーザーがログインや認証を行わずにアクセスできる状態。
• 入力検証: ユーザーからの入力データが正しい形式であるかを確認するプロセス。
• クエリ: データベースに対して行う問い合わせや命令。

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