【plugin】『WordSurvey』(versions 3.2 以下) Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting via sounding_title Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WordSurvey
  • 影響バージョン: 3.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Administrator+) Stored Cross-Site Scripting via sounding_title Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-6767
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wordsurvey/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WordSurvey」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、管理者以上の権限を持つユーザーが「sounding_title」パラメータを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドに悪意のあるJavaScriptコードを埋め込むことで、他の管理者がそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、攻撃者はセッションハイジャックやフィッシング攻撃などを行うことができ、システム全体のセキュリティが脅かされる危険性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、管理者権限を持つユーザーが影響を受けるため、システム全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性があります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、適切な入力検証やエスケープ処理が行われていないことが原因となっています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインの開発者が「sounding_title」パラメータに対する適切な入力検証とエスケープ処理を実装する必要があります。

また、ユーザー側では、プラグインの最新バージョンがリリースされ次第、速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

これを行わない場合、攻撃者によるセッションハイジャックやフィッシング攻撃のリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッションIDを盗み取ることで、そのユーザーになりすましてシステムにアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗み取る詐欺行為。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害な形式に変換することで、スクリプトの実行を防ぐ技術。

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