【plugin】『Woo Inquiry』(versions 0.1 以下) Unauthenticated SQL Injectionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Woo Inquiry
  • 影響バージョン: 0.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated SQL Injection
  • CVE ID: CVE-2024-7854
  • 重大度: クリティカル
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/woo-inquiry/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Woo Inquiry」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Unauthenticated SQL Injectionと呼ばれるもので、認証されていないユーザーがSQLインジェクション攻撃を行うことが可能です。

具体的には、攻撃者が特定のリクエストを送信することで、データベースに不正なSQLクエリを実行させることができます。

これにより、データベース内の情報が漏洩したり、改ざんされたりするリスクがあります。

影響範囲は非常に広く、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションという古典的な攻撃手法に基づいています。

SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションがユーザーからの入力を適切に検証せずにSQLクエリに組み込むことで発生します。

歴史的には、多くのウェブアプリケーションがこの問題に悩まされてきました。

特に、認証されていないユーザーが攻撃を行える場合、その影響は甚大です。

このため、SQLインジェクションは常に高い優先度で修正されるべき脆弱性とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインのバージョンを最新のものにアップデートすることです。

現在、脆弱性が修正されたバージョンは不明ですが、公式ページや開発者のアナウンスを確認し、適切なアップデートを行うことが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトのデータベースが攻撃者によって操作されるリスクが高まります。

これにより、データの漏洩や改ざん、さらにはサイト全体の機能停止などの重大な影響が生じる可能性があります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行させる攻撃手法。
  • Unauthenticated: 認証されていない、つまりログインしていない状態。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するためのスコアリングシステム。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する一意の識別子。

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